先日、水10をみていたら、リリーフランキーがトリを務めていた。
常日頃、あの飄々としながらも、スケベギャグがさらっとでてきて、
それがイヤラシくないキャラを、結構気に入ってみてました。
(もちろん、リリーの次は松下由樹のマヂキャラです)
ある話の後、リリーフランキーが、
「お百姓さんは、田植えとか、草刈りとか、稲刈りとか、
直接収穫につながることを『生業』といって、
農閑期の耕しや、畝作り、籾殻を発酵させて肥料をつくることなんかは
『仕事』と言ってたんだよ。
つまり本当の『仕事』とは、自分の足下を踏み固めるための行為であって、
食べるためにすることは『生業』なんだよ」と。
これには甚く感心させられました。
そう、日々の目の前のことに追われ、やれることだけに集中してしまっていては、
『生業』だけになってしまって、来年の収穫にはつながらない。
かといって、今目の前の草刈りや収穫を疎かにして、
来年の事にばかり気を取られて、『仕事』ばっかりやっていたら、
すぐに干上がっちゃう。
以前、「ライフワーク」と「ライスワーク」という風に、
人生をかけてやる仕事を「ライフワーク」
食べるためにやる仕事を「ライスワーク」
と、なるべく分けるように考えていましたが、
最近はあまりの忙しさに、そのことさえも忘れていた。
ひょっとすると、今やっているのは「生業」だけなのかもしれない。